世界遺産の旅
7月21日、日光の東照宮への旅してきた。日光の社寺(にっこうのしゃじ)は、
- 日光に残るそれぞれの建造物は、天才的芸術家による人類の創造的才能を表す傑作であること
- 日光における古来の神道思想に基づく信仰形態は、自然と一体となった宗教空間を創り上げ、今なお受け継がれていること
などが評価され、1999年、文化遺産に登録された。
東照宮は、世界遺産なのである。
旅の起点は餃子の町宇都宮
今回の旅の拠点は、宇都宮である。宇都宮といえば、餃子である。市内で人気店である「宇都宮みんみん」で、焼き餃子と水餃子のセットを食したのである。パリうま、もちうまと評判どおりの美味しさであるが、混んでいるので、並ぶ覚悟が必要である。
JR日光線で日光へ
宇都宮から日光までは、JR日光線で向かうことになるが、JR日光線で、日光へ観光に行く人は少ない。日光へは、東武線で行くのがメインだろうか。列車のドアが手動ドアになっているがおもしろかった。冬場の手動ドアは、目にしたことがあるが、夏場の手動ドアにしているのは、興味深い。
右側のBOXが手動ドアボタン |
日光駅で降りた人は、ほとんどいない。
だれもいない日光駅 |
「世界遺産めぐりバス」では、世界遺産めぐり手形というものがあり、世界遺産めぐり循環バスのコース内および、JR日光駅~東武日光駅~西参道・東武観光センター前~蓮華石間が1日に何回でも乗り降り自由なのである。
定価500円、記念にもなるので、買ってみた。
バスで東照宮へいざ
だれも待っていない1Bのバス停に立っていると、5分から10分ぐらいで、バスがきた。赤いバスで、とても目立つ。どこで降りればいいかよくわからないので、終点の「大猷院・二荒山神社前」で下車した。今日は、バスの経路が変わっていて、一部通らないバス停があることが、あとになってわかった。
バスに乗り前によく確認しておくことだ。
大猷院へ
大猷院は、徳川家光のお墓である。日光は、家康のお墓だけではなかったのだ。5つの門を通り抜けていくと、仁王門から本殿へとつながる。本堂の中には、57kgの家光が使った甲冑が祀られていた。仁王門 |
東照宮へ
大猷院から東照宮へは、道を歩く。両側には、潤沢な水が流れている。まもなく、東照宮へつながる参道へつながる。石鳥居をくぐると、正面には、表門が迫ってくる。左手には、五重塔、うっかりと見逃してします。
五重塔
三猿
表門までの階段をのぼり、左手に歩くと、人だかりがあった。そこには、有名な三猿があった。だれでも知っている「見ざる、聞かざる、言わざる」の猿だ。あまりにも小さくこちらも見逃してしまう。有名なものは、得てして予想を裏切るのだ。写真中央三猿 |
陽明門
陽明門、あまりのも有名な国宝、別名「日暮の門」です。彩色、彫刻ともに、素晴らしい。ここは、撮影のスポット、シャッターを切っている人が多い。あなたのスマホで、写真を撮りますという人が現れた。親切な人だなと見ていると、同時にプロのカメラマンが写真を撮って、1000円で売りますとのこと。とてもおもしろい。
奥宮
三猿、陽明門を見て、誰でも知っている「眠り猫」がどこにあるかわからない。本殿の周りを探していると、眠り猫への看板だ。奥宮に通じる坂下門の上にあったことを気が付かず、そのまま奥宮まで行く。奥宮から戻ってきて、やっと、坂下門にあることがわかるが、これまた、小さいのだ。眠り猫(ズームして撮る) |
この暑さ
今年の夏は、とても暑い。日光は、少しは涼しいかと思ったが、暑さは、変わらない。階段を登り降りをしたら、暑さでぐったりとしたしまった。眠り猫をみて、早々と退散したのである。この暑さの中、歩きで見て回るのは、老人には、堪えるのだ。紅葉の季節に来れば、もっと楽しめたのかもしれない。
費用まとめ
大猷院 拝観料 550円東照宮 拝観料 1300円
世界遺産めぐり手形 500円
叶鈴御守 800円
交通費(東京駅〜JR日光駅)5780円✕2
最後に小ネタ
- JR日光線は、1時間に1本ぐらいしかないので、帰りの時間を確認しておくこと。
- 世界遺産めぐり手形は、行き帰りだけバスを利用するならば、メリットはない。
- ペットボトルを捨てるところがない。
まとめ
「日光を見ずして結構と言うな」というが、山の中にあるすばらしい寺社である。この地を訪れて、疑問が湧いてくる。江戸からこんなに離れた場所に、東照宮をつくったのだろうか。神となって、徳川家の権力が続くことを、夢みていたでしょうか。
しかし、死んだらそれで終わり本人は、終わりなのです。