いいか。世の中で最も危険な思想は、悪じゃなく、正義だ。悪には罪悪感という歯止めがあるが、正義には歯止めなんかない。だからいくらでも暴走する。過去に起きた戦争や大量虐殺も、たいていの場合、それが正義だと信じた連中の暴走が起こしたものだテロを起こしている人たちは、「正義」だと考えているから、恐ろしい。
歯止めが効かないのである。
やっていることが、「悪」だと少しでも、思っていれば、躊躇するだろう。
過去、「正義」の名のもとで、たくさんの争いごとが起こっている。
そもそも、「正義」などは、この世に存在するのだろうか。
また、我々が、正しいと思っていることは、とても、とても、狭い範囲でしか、認識されていないことだろう。
そのためも、ひろく直接、自分の目でみて、自分の頭で考えることが大切だろう。