50代男性のセカンドライフへの不安と期待は、「リスクと機会」に置き換えよう

博報堂の専門組織である博報堂新しい大人文化研究所は、40~60代を“新しい大人世代”と呼び、その意識と消費に関する調査研究を行っている。今回、50代男性のセカンドライフ(定年後、60歳以降の生活)に焦点をあてた調査を実施した。
 “自分の定年後(または60歳以降)の人生を、どの程度楽しみにしているのか”を、最大限に楽しみにしている場合を100として回答してもらったところ、平均値は62.3ポイントだった。
 また、“自分の定年後(または60歳以降)の人生に対して、どの程度不安を感じているか”を、最大限に不安を感じている場合を100として回答してもらったところ、「期待指数」と同様、50を超える数値となり、定年後の生活への期待と不安が入り混じる心情が伺えるとしている。(by Economic News)
この記事によれば、定年後は、楽しみだが、不安もたくさんあるという結果だ。

50代の私にとっては、定年後の生活が、まったく描けていないのである。

仕事が中心でわかってきた現役時代、朝起きて、仕事へ行き、帰宅すると、1日の大半が終わっている。

自分の1日をデザインしなくてもよいのだ。

やっと、休みがきて、たまの休みだからと、ごろごろしても、罪悪感すら感じないのだ。

仕事へ行くのは、もううんざりだから、定年になって、毎朝、仕事へ行かなくていいというだけで、楽しみである。

なんか、矛盾している。

仕事は、いやだが、なくなると困る。

会社では、「リスクと機会」を特定して、それぞれ対策を考え、実行計画を立てる。

ISO的な考え方だ。

おなじだ。

定年後の不安と期待を「リスクと機会」に置き換えて、やればいい。

なぜ、できない、自分のことなのに。

“定年後(または60歳以降)の仕事や暮らしに向けて、現時点でどの程度準備を進めているのか”を準備万端整っている状態を100として回答してもらったところ、31.2ポイント。老後の準備は進行途上という人が多いという。
まだ、間に合う。

老後の準備をはじめようではないか。

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