永年勤続旅行がおじゃんとなる

永年勤続旅行の申請のメール

下請け会社に転籍になって、3年目になった。親会社の人事部より、「永年勤続旅行へ」というメールが届く。10年毎に永年勤続旅行へ、会社が招待するのである。転籍した社員も、対象なのか??

旅行先を・・・

旅行の期限は、来年の3月末である。どこへ旅行に行くかと考える。定番だが、これから寒い次期になる。やはり、温泉かな・・・、妄想は膨らむ。

いよいよ申し込む

メール先へ、いくつかの案を書いて、返信をする。返信した後、待てよ。転籍しても、永年勤続の旅行の権利は、継続しているのか。前の会社は、退職したわけだし。こちらが考える必要もなく、しばらく放置しておく。

やっぱり

数日すると、「あなたには、旅行の権利はありません」と題したメールが届く。やっぱりだ。親会社と子会社は、同じシステムを使っている。メールアドレスも、親会社の時と同じだ。そのため、誤ってメールが転送されたわけだ。

旅行はおじゃん

旅行の計画は、泡と消えた。考えてみれば、理不尽なことである。何年も務めた会社の永年勤続の権利が、消えてしまうのだから。
当たりまえか。
永年勤続旅行の費用は、30万円なのである、それが、一瞬に消えてしまったのだ。

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