政府は20日、安倍晋三首相が働き方改革の目玉と位置づける「同一労働同一賃金」のガイドライン（指針）案をまとめた。同じ内容の仕事をしていれば、正社員であろうと非正規社員であろうと待遇が同じになるようにするのが狙いだ。（By日経)
記事によると法的拘束力もなく、企業まかせで、実行力がないようだ。
同じ仕事をしているならば、同じ給与をもらう、すごく当たり前のような気がしないでもない。正規と非正規の区分を取っ払うということは、待遇上は、すべて正規となる。そうなると、非正規社員というものがなくなる。
これは、企業としては、コストアップの方向となるから、正規、非正規の枠がなくなった瞬間、正規の給与が下がる。これで、企業としては、１件落着であるが、正規のモチベーションは、下がり、社内では、正規、非正規の険悪なムードが漂うだろう。
「派遣の品格」というテレビ番組があったが、非正規社員にも、能力がある人がたくさんいるのも事実である。同じ仕事をしていて、同じ能力ならば、同じ賃金というのは、やはりあたりまえなんだろうな。
