日本経済新聞によると20日、内閣府が「高齢者の定義」を70歳以上に引き上げることなどを提案する報告書をまとめ、近く公表するとのこと。
高齢者の定義は、65歳以上だった。それを、70歳以上とするようだ。定義なんぞどうでもいいのである。問題は、年金の支給年齢なのだ。
65歳になると、めでたく年金が支給される。それが、70歳以上が高齢者の定義となれば、70歳に引き上げられる可能性がある。会社の定年は、60歳が主流、65歳までは、嘱託やパートとなる。それが、70歳までの10年間も働き続けるのだ。
健康寿命が、71歳、退職してから、1年しか元気ではないわけだ。まさに、一生はたらきづめという時代になるのだ。また、70歳までに寿命がきて、年金さえもらえない可能性も高まったのだ。
企業側の制度を、65歳から70歳まで雇用を維持するように変える必要がある。これは、なかなかハードルが高い。65歳から70歳まで、年金無支給状態となることが、予想される。
我々には、厳しい老後がまっているのである。