性懲りもなく、定時の日が設定された

今の会社に移ってから、毎日、ほぼ定時に、退社をしている。
水・金は、定時の日にすると会社は、言いはじめた。
派遣さん、嘱託さん以外は、残業が日常化している。

別に今にはじまったことではない。
月45時間以内までは、残業がOKである。
だから、皆、残業をするわけだ。
本来は、週40時間つまり、残業なしが、労基で決まっているが、三・六協定が存在するため、残業できる。


それが特別延長時間に関する「特別条項付36協定」と呼ばれるものだ。
「臨時的に限度時間を超えて時間外労働をすることが必要とされる場合」「特別な事情が予想される場合」という条件付きであるが、要するに労使がともに、
「臨時的状態」
「特別な事情がある」
と認めれば、限度時間を無制限に働かせることができる。

会社が、特別と認めれば、45時間以上、残業をやらせることができる。
特別な事情は、会社の事情なのである。

週2回定時退社と決めても、その裏には、定時では、終わらない業務量がある。
定時退社以外の日にしわ寄せとなり、実質、1週間の業務時間は、変わらないのである。

三・六がなくなれば、残業ゼロになるだろうか。
仕事を効率化する働き方をするだろうか。
そんなことはない、仕事を自宅へ持ち帰るだけだろうか。

仕事に対する意識を変えないと、この問題は、いつまでも解決しないのである。


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