老人に圧迫される医療、忘れるなだれもが老いることを


日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超えたが、その多くは70歳を超えたあたりから、がんや心疾患などを原因として亡くなっていくという。政府は健康寿命の延伸に躍起になっているが、現状では「不健康寿命」(平均寿命と健康寿命の差)は10年程度あり、しかも平均寿命が延びるとともに不健康寿命も長くなっている。つまり、どんなに医療技術が進歩しても人は必ず死に、死ぬ前の10年程度は不健康な時期を経て、そのために莫大な医療費、医療資源を使っているのだ。

70歳までが、健康寿命なのである。
それ以上長生きしても、自分の思うような人生を送れない。
この10年のために、膨大な医療費を使っている。

ただ、高齢者も、好きで使っているわけではない。
高齢者たちが、受取る、薬の量を見れば、わかる。
医療関係者にも、問題があるだろう。
そこには、儲けようとう考え方がないだろうか。

だれでも、老いがくる。
医療費を圧迫しているのが、高齢者だと言うが、それを言っている人たちも、老いるのである。
敬老の日、本来ならば、おめでたいはずだが、70歳過ぎて、生きずらい世の中にならなければいいが。

適切な医療体制と個人の健康管理が大切な時なのである。




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