「命より大切な仕事なんぞないのだ」


命より、大切な仕事はあるのだろうか。

 今までに、会社人生で、激務で亡くなった人、設備に挟まれてなくなった人、自殺した人などを見てきた。

仕事を優先にしてきた、優先にせざるを得ないかった人たち。

 新しい計画の責任者をやっていた管理職、毎日、寝ずに頑張ってきた。現場を午後から確認に行き、体調が悪い、その日に早退をした。朝、家族が、冷たくなっていたのを発見した。過労が原因の突然死だった。

 同じく取引先の人、仕事が忙しくて、食事もとれないという笑い話を聞いてた。くも膜下で倒れて帰らぬ人となった。ストレスが原因だった。

 毎日の仕事に鬱病を発症(だれも気が付かず)、仕事に行きたくないと家族にいうと、頑張れと励ませれて仕事に行く毎日。そんな日が続いたある日、出勤したが、会社に来ていない、近所を探する、自宅の物置きで首をつっていた。葬儀に出席したが、人生で一番辛い葬儀だった。

葬儀には、親族はもとより、会社関係の人達とたくさんが参列する。

ご焼香のとき、遺影を見て、涙が、こみ上げてきた。

「命より優先される仕事なんぞない」

命を落とさないまでも、心の病になってしまう人はあとを立たない。

だれが、心の病で、どのくらいの人が、長期で休んでいるかわからない。

身近では、4月から復帰予定の管理職は、職場復帰が、1ヶ月のびた。

職場復帰は、ぜひ違う職場に転属させてほしいと思うのは、私だけか。

結局、自分の身は、自分で守るしかない。

追い込まれる前に、SOSを発信して、思い切って、環境を変える。
人に何を思われてもいいじゃないか、他人は、他人、自分は、自分。
真面目に生きていく必要は、まったくないのだ。


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