【映画評】ゼロ・ダーク・サーティ

ゼロ・ダーク・サーティゼロ・ダーク・サーティ (2012)

【監督】キャスリン・ビグロー
【出演】ジェシカ・チャステイン / ジェイソン・クラーク / ジョエル・エドガートン / ジェニファー・イーリー / マーク・ストロング / カイル・チャンドラー / エドガー・ラミレス


★★★☆ [70点]「やる前に、やるしかないだろうか?」

ウサーマ・ビン・ラーディンの捕獲・殺害ミッションに挑む特殊部隊を描いた2012年のアメリカ合衆国のアクション・サスペンス映画である。第86回アカデミー賞音響編集賞を受賞しています。

娯楽性は、いっさいなし。
前半の捕虜の暴行シーンは、リアリティがある。膨大な資料から、ターゲットを絞りこむ。
その間でも、テロによりたくさんの市民が死んでいく。
潜伏先を、執念で、見つけ出すが、テロリストたちようにように、簡単に爆弾を落とすわけにいかない。
対テロとの戦いの中で、後手後手に回らざるを得ないのである。
奇襲のシーンでは、近隣の市民が、棒を持って、集まってきたシーンがあった。
正義とは、それぞれの側に、別々にあり、どちらも、殺し合いなのだ。
生きていくには、きれいごとは、言っていられない。やる前にやるしかないが、むなしいの一言だ。


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