「追い出し部屋」・・・、ここに入ったこと有ります。


追い出し部屋、久しぶりにこの言葉、聞きましたね。

私も、2年前には、追い出し部屋に入っていました。

当時の手帳にはこんな言葉が並んでいます。
我が職場は、別会社のフロアーの一角を間借りしている。孤立した職場である。
メンバーは、私を入れて、2名です。
追い出し部屋です。
認知度が低く、この先どうなるかわかりません。今後、失職する可能性をはらんでいる。
気持ちは、萎えそうですが、人には、それぞれ役割があり、それを、愚直にやるのが人生なんだなと思う。
表舞台から、裏方へ、回ったとしても、それが、俺の役割である。
たとえ、期待されていなくても、自分の役割を演じる。
「心に火を」・・・・。
追い出し部屋には、コピー機がないので、隣の職場(親会社)のものを、借りる。コピーを取るたびに、その職場の女性事務員の方の冷たい視線が背中に注がれる。(勝手に使うな!、紙代、電気代ぐらいだせ)今、会社に、コピー機を入れてくれるように、お願いしているが、いつ入るのやら。
 昼休みになると、親会社の女性事務員の方が、蛍光灯を消しにくる。雨の日は、真っ暗だ。そこで、蛍光灯をつけると、一台だけにしてほしいと言われた。これでは、机で、弁当もみえない、せっかくの昼休みは、昼寝タイムとなる。 
メンタルになりそうなのを、かろうじて留まった。

その当時は、

「なんで、俺が・・」と思ったが、今になって考えると、自分の能力を発揮する場所がなかっただけだった。

「窓際」を気楽に過ごせばよかったのに・・・、悩まずに、どうせ、仕事はないのだから。

その後、子会社へ転籍となり、今の職も、自分の過去の30年近いキャリアを生かせる仕事ではない。

ときどき、こんな雑用なぜやるんだと腹を立てることがある。

まだまだ、「窓際」を楽しめていない。

「窓際」を楽しみながら、次のステップを考えたいものだ。




スポンサーリンク