簡単に老後資産がわかる基本方式とは

(by ダイヤモンド・オンライン)
【人生設計の基本公式】

【変数の定義】
s:貯蓄率(現役時代に可処分所得の中から貯蓄に回す比率)
x:「現役の生活費」に対する「老後の生活費」の比率
Y:可処分所得(手取り年収、円。今後の現役時代の概ね平均を想定して下さい)
a:現役期間(年数)
b:老後期間(年数。なるべく余裕を持って設定して下さい)
P:老後の定期収入(年額、円。主に年金を想定。Pensionの「P」)
A:現在の資産額(円)
 この式は、「今後の現役生活の生活費」に対する「老後の生活費」の比率(x)を決めた時に、手取り収入(年収Y)に対してどのような比率(s)で貯蓄する必要があるかを求めるものだ。「必要貯蓄率」の計算式だと言ってもいい。
以上が基本式である。
この式に数字を代入すると、現役時代の可処分所得の中から貯蓄に回す比率がわかる。

たとえば 40歳の人で、65歳で定年退職、95歳まで生きる
 老後生活費を現役生活に対して、15%減として、x=0.85
 可処分所得(手取り年収) Y=480
 現役期間、仮に40歳と仮定してみる、65−40=25  a=25
 老後期間、仮に95歳まで生きるとする、95−65=30 b=30
 老後の定期収入 年金だけとする、P=100
 現在の資産額、A=1000

 貯蓄率=約0.34となる。
 現役時代には、34%貯金をすれば、老後破産をせずに逃げきれるというわけでだ。
 ただ、34%はハードルが高い。
 
ちなみに、自分の計算をしてみたが、可処分所得の20%を貯蓄に回せばよいという結果だった。
30代、40代の人たちは、検討して、資産を増やす方法を若いときから考えてもらいたいものである。
50代の人は、アウトということで・・・。
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