痛いを減らすことに関心がない日本の医療

「日本の医師は、オピオイドを積極的に処方すべき」という記事から、「痛み」について、以前より不満があった。

病気に伴う症状で、もっとも不愉快なものが「痛み」である。
頭痛、腰痛、歯痛、腹痛、排便痛、排尿痛などだ。
急性期だと、病気そのものを治療すれば、痛みも消滅する。しかし、慢性期になると、病気は治らない。慢性期では、痛みの制御がどうしても必要である。
ところが、慢性期の痛みを治療することに、医師は大して関心がない。たとえば、肩や腰や膝の痛みに対して、整形外科医は、ロキソニンを処方するだけである。鎮痛が不十分でも、患者は諦めていて、ロキソニンと湿布で、なんとなく我慢している。


痛みを取ることに関心がない


医者は、痛みを取ることに関心がない。先日、のどが痛くて、病院に行くと、薬を飲むような症状ではない。熱がでるようならば、もう一度くるようにと帰された。
確かに、インフルエンザのように重篤ではないが、のどの痛みという不愉快なものから開放されたくて、医者の前に行けば、なんの処置もしてもらえなかった。

治療も大事だが、今の痛みを取ることも必要


完治させることは、大切であるが、痛みを感じている患者の痛みを低減する処方をすることも同じくらい大切なのだ。このことを理解していない医者が多いんではないか。肩、腰の痛みなどは、レントゲンでは、問題ない。はっきりとした理由も言わずに、貼り薬をだけだ。この貼り薬は、まったく効果がない。

諦めるしかないか


患者は、諦めるしかないのか、我慢するしかないのか。痛みを減らす薬を積極的に処方してほしいのだ。「オピオイド」がいいかわからないが、どうせ完治できないならば、痛みを多少なりとも減らすような薬があってもいいのではないか。
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